保安マンは見た!

低圧架空電線の損傷に注意!

低圧架空電線の損傷を発見

今回は、低圧電線送り出し部で電線が金属屋根に接触し、漏電していた事例を紹介します。
お客さまより、「何週間か前から事務所の監視盤に漏電の警報が出ている」と連絡があり、調査を実施しました。しかし、すぐに漏電が復帰してしまい特定できないため、漏電探査機等の設置を考えていたところ、再度お客さまから「監視盤に漏電の警報が出ている」との連絡があり、現地に向かいました。調査した結果、電灯回路に約2Aの漏電があり、詳しく調べていくと、倉庫屋根からの低圧電線送り出し部で金属屋根と電線が接触して被覆が損傷し、漏電・過熱しているのを発見しました。
お客さまに状況を説明し、ブレーカを切らせていただくことと改修をお願いしました。

被覆損傷箇所

被覆損傷箇所

原因が特定できないまま日数が経つと、火災や感電等の事故につながる可能性がありました。
今回の対応で、迅速に対応する大切さをあらためて感じ、月次点検等で早期に異常を発見し、電気事故の未然防止に努めていきます。