保安マンは見た!

高圧計器用変成器の高圧碍子の亀裂に注意!

高圧計器用変成器(VCT)の高圧碍子に亀裂を発見

令和2年12月5日(土)の16時30分ごろ、市内の中学校から「停電している」との電話が入り、現地に赴いて確認したところ、電柱上に設置してある高圧気中開閉器が高圧漏電(以下地絡という)を感知して遮断していることを確認しました。
営業所長に現状を報告し、中国電力ネットワークへ架電して状況確認を行った結果、中学校の構内で地絡事故が発生していると判断しました。一人では今回の事故に対応できないと考え、応援を要請しました。17時30分に応援者3名が到着、故障点の探査により、電力会社所有の高圧計器用変成器(以下VCTという)の高圧碍子に亀裂を発見し、故障点と断定しました。
その後、ただちに中国電力ネットワークへ状況を説明してVCTの交換を要請しました。翌朝VCTを交換することとなり、翌日10時には工事を完了して無事受電しました。
亀裂は高圧碍子の裏側に発生しており、VCT交換を請け負った中電工の作業員の方から「さすが保安協会さん、こんな亀裂よく見つけましたね」と言われ、思わずニコリとしてしまいました。
2カ月ほど前に、近辺で落雷による停電が発生しており、その際の雷撃によって亀裂が発生したと思われます。