保安マンは見た!

小動物の侵入に注意!

小動物の侵入を発見

1月の風雪が強まった時期に、あるお客さまで絶縁監視装置の漏電警報が発報し、すぐに復帰するという現象が数日続きました。
お客さまへ、漏電警報が発報した同じ時間帯に使用した機器等で異常がないか問診しましたが、異常は無いとの事でした。
漏電警報が発報し現場へ急行してもすぐに復帰し原因がわからないので、漏電探査機を設置し絶縁監視装置の漏電警報が発報するまで待つこととしました。
数日後、漏電警報が発報し確認しましたが、お客さまの使用機器に異常はなく、原因は特定できませんでした。
お客さまに停電の許可を頂き、絶縁抵抗測定を実施しようとカバーを取り外したところ、写真の様にブレーカーの電源側に体長10㎝程のヤモリが引っかかっていました。
まさかと思いましたが漏電の原因はヤモリだったのです!
ヤモリを取り除き漏電はなくなりました。

ブレーカー

ブレーカー

ヤモリが引っかかっているブレーカー

カバーを取り外すと・・・

同じ事が起きないようにお客様との間で以下の対策を行いました。
①キュービクル内の配管に出来た隙間を埋める
②キュービクル下部の通気口の穴を網目にする
③キュービクル周囲の除草

小動物侵入対策:キュービクル下部の通風口の穴の改修

小動物侵入対策:キュービクル下部の通風口の穴の改修

今回は幸いにも重大事故には至りませんでしたが、小動物侵入対策の重要性を再認識させられました。あらためてお客さまから信頼される保安技師になれるように努めていきます。