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協会案内

知ってナットク!エリフくんの電気のポイント

第30話

ブレーカーのはたらきについて
  • 家庭用の分電盤には一般的に漏電ブレーカー(漏電遮断器)と安全ブレーカーを取り付けてある。最近では、感震ブレーカーを取り付けている場合もある。
  • 各部屋の照明やコンセントは、安全ブレーカーから電線によって配線されている。その電線の許容電流を超えると温度が上がって火災となるため、電流が大きくなると自動的に切れて電気を遮断するのが安全ブレーカーである。
    また、配線がショート(短絡)した時も遮断する。安全ブレーカーに20Aと表示されていれば、20Aを超えて使えば切れることになる。
    安全ブレーカーの容量を超えている場合は、電化製品を同時に使うのをやめるか、違う安全ブレーカーからの配線へ電化製品を差し替えれば使用できる場合もある。
    しかし、頻繁に切れたり、安全ブレーカーが上がらない場合は、配線がショートしている恐れもあるため、電力会社や電気工事会社に相談してください。
  • 感震ブレーカーは、地震を感知すると自動的に切れて電気を遮断して、地震による電気火災を防ぐブレーカーである。
    地震によってタンスなどの下敷きになったコードがショートして火災が起こったり、電気ストーブに燃えやすいものが落下して火災が発生するなど、地震による火災の過半数は電気が原因という統計もある。
  • 漏電ブレーカーは、使いすぎで切れるほかに、漏電を検知したら自動的に切れて電気を遮断して感電や火災を防ぐブレーカーのことである。家庭用では、主幹のブレーカーが漏電ブレーカーの場合が多い。