SAFETY保安

保安事例

低圧事故/改修後の不具合

経緯

事故現場は学校。フロアーコンセント回路の絶縁不良(0MΩ)を改修してもらったが掃除機が使用できなくなったとの連絡が入りました。絶縁不良だったフロアーコンセント回路は20M と良好な値であり、放送設備、卓上計算機は支障なく使用されていました。変圧器B種接地線で漏洩電流を測定したところ125?135mA流れていたおり、念のため掃除機を使用すると約4A流れることが解りました。そこで、詳しく調査してみると、絶縁不良を改修する際に不良原因を除去せず、(イ)図に示すジョイントボックス内A点でアース側1線を切り離して改修完了としていたことが分かりました。実際の事故点はB点ジョイントボックス内で、アース側電線がボックスに接触した状態になって絶縁不良になっていたのです。このため、(ロ)図からも解るように、C点で掃除機を使用すると、電源のアース側電線は切断されているため、使用できない状態となっていました。

原因と対応策

原因は不良原因の放置。不良器具を電路から切り離して、後日交換しました。事故点のボックスから大地(建物鉄骨)を通って変圧器B接地線に帰る電気回路が形成されていたため、小容量の放送設備や卓上計算機は使用できるが、容量が大きくなればR2、R3、R4による電圧降下が大きくなり、掃除機が使用できない状態になったことが判明しました。
これは、改修方法の不備と言わざるを得ません。お客さまの業務に支障が出ないよう、適切な改修に努めてまいります。


電気の保安に関するご相談は、お近くの中国電気保安協会までお寄せください。

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