SAFETY保安

保安事例

立つ鳥、跡をにご巣?!

経緯

ある朝、自家用のお客さまの開閉器の動作音が鳴り響いたとの連絡を受けた当番保安技師が急いで駆けつけると、受電用開閉器が地絡動作により開放していました。受電キュービクル・第2キュービクル・第3キュービクルと原因調査を実施しましたが、第3キュービクル用柱上気中開閉器の腐食が多く見られたぐらいで、原因を特定することはできず、その日はとりあえず復電。その後の点検でも異常は見られなかったのですが、しばらくした日の朝、また停電に。すぐさま連絡を受けた当番保安技師が対応に向かったものの、やはり前回と同じく原因はつかめず、ただ第3キュービクル用開閉器の腐食が気になっていました。
この開閉器は1986年製で、4年前から腐食を指摘し、取替をお願いし続けていたものです。そこで、今後また停電する恐れがあるとお客さまに懇談し、急遽、開閉器を更新することになりました。
開閉器を降ろして外観を確認すると、下から見て錆だと思っていた個所には穴が開いていました。さらに驚いたのは、底フタをはぐってみると、開閉器の底一面にワラが敷き詰めてあったのです。

原因と対応策

推測される原因としては、朝、開閉器の中から鳥が飛び立って充電部に当たり、開閉器開放に繋がったのではないかと思われました。
小動物による停電事故はさまざまあり、全体の約3割になります。
開閉器などは柱上にあって箱形になっているため、上部や中がどうなっているのかを地上からはなかなか確認することができません。また、開閉器の耐用年数はメーカーによると屋内で15年、屋外で10年とされていますが、屋外では、風雨などによる自然環境が影響をもたらしたり、何をするか分らない小動物達も開閉器による停電を引き起こす原因の1つとなります。立つ鳥も跡を濁すことがあり、電気設備の事故も何が原因で起こるか分りません。お客さまには、定期的な点検をお願いするとともに、電気設備に欠陥が見られたら、まだ良いだろうと軽視せずに、なるべく早期に改修していただくようお願いします。


電気の保安に関するご相談は、お近くの中国電気保安協会までお寄せください。

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