SAFETY保安

保安事例

やっぱりアオダイショウ

経緯

平成○○年8月6日9時00分、×××自動車から停電したとの知らせを受け、急いで現地に向かいました。到着するとお客さまから手渡されたのは一枚の紙。そこには「変圧器ブッシング部分にヘビが接触、区分開閉器を切りました・中国電力」とあります。そこで、中国電力に状況を確認したところ、以下のような状況であったことが分かりました。

■平成○○年8月4日
23時31分
中国電力藤田変電所錦南線がDGRで自動遮断した。
23時36分
全配電線は送電したが、地絡が発生していたので中国電力職員が巡視に出動

■平成○○年8月5日
0時40分
中国電力にて巡視の結果、×××自動車構内の事故と判明。地絡事故箇所の処理を実施し、区分開閉器を切って配電線から切り離した。

〔詳細〕

アオダイショウは変圧器のブッシング部分でR相、S相に接触し、RS相間短絡し、R・S相の主遮断パワーヒューズが切れた。R相にアオダイショウの尾側が残り、変圧器のケースに尾が接触して、変圧器ケース~ヘビ~変圧器R相~変圧器RT相コイル~変圧器T相~配電線T相の経路で高圧地絡になった。(写真1) また、夜間は構内は無人で、5日は休業日であったため、連絡が翌々日になった。

原因と対応策

原因は、変圧器ブッシング部分にヘビが接触したことです。
中国電力にて、変圧器ブッシング部分のヘビを除去、区分開閉器を切り、配電線から切り離してあったため、当協会の担当者は大急ぎでパワーヒューズを交換し、異常のないことを確認して、受電しました。
事故発生前、当協会による月次、年次点検時では、次のようなことが指摘されていました。
・波及事故防止のために地絡継電器付きの開閉器を取り付ける。
・パワーヒューズ等の充電部の露出している箇所に小動物が接触し、高圧事故発生の原因などになるので、H柱上受電設備を地上キュービクル式受電設備に変更する。
しかし、設備に費用をかけられないというお客さまの理由で、改修されないままとなり、案の定、波及事故になってしまったということになります。(ひと夏をのりきるための苦肉の策として、高圧露出部分に防護カバーの取付は行っていました)
事故の後、お客さまは近所の人から「このまえの停電は×××自動車が原因だった」と言われて、穴があれば入りたいような思いになられ、速やかに設備改修をされました。

(写真2)変圧器高圧ブッシング充電部分への絶縁カバー取付
(写真3)パワーヒューズ露出充電部分への絶縁カバー取付


電気の保安に関するご相談は、お近くの中国電気保安協会までお寄せください。

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