SAFETY保安

保安事例

高圧ケーブルを喰ったシロアリ

シロアリによる家屋の被害はたびたび耳にしますが、このたび、当所管内において高圧ケーブルをシロアリが喰ったという珍しいことがありました。
よっぽど、近くに餌となる物がなかったのか、シロアリの食生活が変わってきたのかと頭をひねるしだいです。当該お客さまの高圧引き込みケーブルは平成○年11月に新設し、平成○年5月に絶縁低下により不良取り替えをしました。その後、平成○○年2月に高圧引き込みケーブルをG接地法で測定したデーターに少し気になることがありました。
それは取り替え後には、100MΩあったケーブルの絶縁抵抗値が急に9MΩまで下がっていたのです。その後、様子を見ていましたが平成○○年4月に高圧ケーブルの水トリー活線診断を実施してみました。判定は不良です。ケーブルシースの絶縁抵抗値も88KΩと悪くなっていました。再度日を改めて測定器を変え、直流漏れ電流試験や水トリー活線診断を実施してみました。活線診断ではケーブルシースの絶縁抵抗値はさらに下がり、判定不能状態になりました。
その後、高圧ケーブルの引き替え工事に立ち会い、ケーブルを引き抜いたところケーブルシースに穴があき、シロアリが見られました。以前にも絶縁低下でケーブルを張り替えたことがあることから、今回の改修にあたっては架空ケーブルにすることでこのようなトラブルの再発防止に努めました。それにしても人騒がせなシロアリです。
小動物による事故はよくあることですが、他にも高圧地絡継電器の中にアリが巣を作り、そのためにリレーが誤動作して停電するなど、わずか数ミリの虫が引き起こす停電事故には、困ったものです。そのためには受電設備の周りの環境を小動物が集まりにくいような環境にすることも大切なことです。

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