SAFETY保安

保安事例

停電したはずなのに検電器が鳴った

保安技師2名で高圧自家用お客さまの年次点検を実施した時のことでした。作業前ミーティングを終え、まず高圧地絡継電器のテストボタンで引込区分用開閉器(G付き)を動作させる停電操作をしましたが不動作でした。故障しているなと思い、操作引綱で引込区分開閉器を開放の後、引込区分用開閉器の「切」表示を確認しました。停電確認のためキュービクルの扉を開放したところ、変圧器は通電音を発していました。まさかと思い検電器で充電確認しましたが、検電器はピーと鳴るではありませんか。何回検電しても同じくピーと鳴ります。直ちに停電作業を中止し協会事務所に報告をした後、お客さまの了解を得て、工事店へ大至急PASの取換え工事を依頼しました。
こんな時にかぎってPASの在庫は、材料店にも工事店にもありませんでした。やむなく、復旧作業を次の日の午前中まで延期して完了しました。取り外した開閉器の中には水が入っており、かつ可動刃の絶縁連結棒は3本共折損、2本の刃が入ったままで1本のみが開放していました。
ルール通りの操作手順を実施した結果、感電事故等にはなりませんでしたが、一つ間違えれば重大事故に発展する恐れがあります。以前にも増して基本操作手順を確実に実施していますが、本当に身を持って貴重な体験をしました。

  1. 発生年月日/平成○○年8月2日 9:00
  2. 場所/鳥取県内
  3. 事業所/○○小学校
【不良PAS 】7.2kV 200A (DGR)1986.5 ××電機製

◆注1
平成○○年8月年次点検結果、DGR テストボタンのテストを含め全て良。
DGR制御線絶縁抵抗測定 H○○.8.10 (雨)(10.0M Ω)
PASの外箱腐食が進行しており、制御線絶縁値もメーカー基準を下回っているため不良取り替えを要請済み。

◆注2
DGR制御線絶縁抵抗測定 H○○.8.02(晴)(0.03MΩ)

 

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