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エリフくんのなぜ?なに?どうして?第17回

エリフくんのなぜ?なに?どうして?第17回

博士~、発電する生物のことを教えてください。

強い電気を発生させる「強電気魚」といわれる魚の仲間がいくつかおるのじゃ。

“電気ウナギ”とかのこと?

そうじゃな。発生する電圧が大きいので電気ウナギは有名じゃな。

どこにいるんですか?

電気ウナギは、南米のアマゾン川やオリノコ川に生息しておって、成長すると全長2.5mぐらいになるのじゃ。

そんなに大きいの!

うむ。ウナギといってもみんなが食べているウナギとは全く違う種類なのじゃ。

姿は似ているのに違う種類なんですね。

どうやって発電しているの?

筋肉細胞が変化した、特別な筋肉でできた細胞が発電板の役割を果たして発電しているのじゃ。発電する器官は、体長の80%を占めておって、たくさんの発電板が規則正しく直列につながっておって大きな電圧を発生させることができるのじゃ。

どれくらいの電圧を発生させるんですか?

電気ウナギが発生させる電圧は最高で600~800V程度といわれておるのじゃ。

えっ!家庭のコンセントの電圧は100Vよね!

すごい電圧を発するんですね!

そうじゃな。

なんのために発電しているの?

電気ウナギは夜行性で、普段はほとんど電気を出さないのじゃが、敵に遭遇したときや小魚などの餌を捕るときなどに電気を出すのじゃ。

敵に遭遇して身を守るために出すのは分かるけど、餌を捕るときはどうするの?

電気ウナギが生息しているアマゾン川などは濁っておって視界が悪いので、目が退化してほとんど見えていないのじゃ。そこで、小さい電気を出してレーダーのように使って餌の場所を探すのじゃ。そして、餌になる小魚などを見つけたときに大きい電気を出して電気ショックで感電させて、動きを鈍らせてから餌にするのじゃ。

すごいですね。

誤って電気ウナギを踏んだ人や馬が感電したり、電気ウナギを食べようとしたワニが感電することもあるのじゃ。

怖いわね。

そんなに高い電圧を出して、自分の電気で感電して死んだりしないんですか?

よい質問じゃな。電気ウナギは電気抵抗の大きい脂肪をたっぷりと蓄えておって、それが絶縁物となって感電死することはないのじゃ。

すごいわね。

他にどんな強電気魚がいますか?

ナイル川などに生息している“電気ナマズ”じゃ。電気ナマズは、餌を捕ることや周囲を探るために電気を出しているのじゃ。全身の皮下に発電する器官があって、最大400~500V程度の電気を発生させるのじゃ。

他には?

最後に、日本近海に生息している“シビレエイ”じゃ。シビレエイは、砂に埋もれて小魚などを待ち伏せて、近づいた餌を電気ショックで捕るのじゃ。最大70~80V程度の電気を発生させられるのじゃ。このシビレエイはヨーロッパ近海にも生息していて、古代ギリシャでは痛風などの治療にシビレエイの電気が使われていたのじゃ。
※一般のエイとは尾の形状等が異なります

すごいですね。

ちなみに“電気クラゲ”を知っているかの?

なんかすごそうなクラゲですね。

電気クラゲは“カツオノエボシ”の別名なのじゃが、実は電気クラゲは電気を発生させるわけではないのじゃ。触手に強い毒をもった刺胞があって、刺されたときの痛みが電気ショックのようじゃからそう呼ばれているだけなんじゃよ。

いろいろとあるのね...

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