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エリフくんのなぜ?なに?どうして?第6回

エリフくんのなぜ?なに?どうして?第6回

博士~、電気の歴史について教えてください。

電気の歴史は、まず前回紹介した静電気からじゃな。静電気は、今から2,600年前にギリシャの哲学者"タレス"(紀元前624年~546年ごろ)が発見したのじゃ。タレスは"最初の哲学者"と呼ばれておるんじゃ。古代ギリシャでは、琥珀をアクセサリーとして身につけておったのじゃが、琥珀にはすぐホコリが付いてしまい、そのホコリを取るために擦ると余計にホコリが付いてしまったのじゃ。タレスは、琥珀を磨くと、ものを吸い寄せることに気付いたのじゃ。

そんなに昔なのね。

しかし、当時は、琥珀には神秘的で不思議な力が宿っていると考えられておったので、電気の存在には気づいてなかったのじゃよ。これが、静電気だと分かったのは、1,600年ごろにイギリスの医師で科学者の"ウィリアム・ギルバート"(1,544年~1,603年)で、琥珀以外でもいろいろなものを擦ると引き寄せ合う力が働くことを発見したのじゃ。この引き寄せ合う性質のことを、ギリシャ語で琥珀の意味の"エレクトロン"から"エレクトリック"と名付けたのじゃ。これが、電気"エレクトリシティ"の語源となったのじゃよ。また、ギルバートは"電気計測器の祖"とされる、回転する針のような検電器を発明しておるのじゃ。ほかにも実験によって地球自体が磁石であることを証明したのじゃ。ギルバートは、その後の電気と磁石の研究に大きな影響を及ぼしたことから"電気と磁気の父"とも呼ばれておるのじゃ。

そういえば、前回、雷は静電気の親分って言ってたわね。

そうじゃ。古代から、雷は人類に対する神の怒りだと考えられておったのじゃが、雷の正体は電気だと証明したのが、アメリカの政治家で物理学者でもあった"ベンジャミン・フランクリン"(1,706年~1,790年)じゃ。

どうやって証明したの?

ライデン瓶という電気を蓄えることができる瓶の発明によって、ライデン瓶から発する火花や電撃は雷と同じものではないかと考え、実験したのじゃよ。

雷電瓶?

違うわい。オランダのライデン大学で発明されたからライデン瓶というのじゃ。

どんな実験?

フランクリンは針金をつけたたこをつくり、雷が鳴る日にたこを上げて実験をしたのじゃ。

え~!?

たこ糸には、湿りやすい麻糸を使って金属製のカギをぶら下げ、そこから湿りにくい絹糸をつないで手に持ってたこを上げたのじゃ。

どうなったの?

たこに落ちた雷を金属製の鍵からライデン瓶に移したのじゃよ。

雷を瓶に閉じ込めたのね。

そうじゃ。この実験によって雷は、神の怒りではなく電気ということを科学的に証明したのじゃ。

でも、よく感電しなかったですね。

この実験の後、他の科学者が挑戦したのじゃが、感電して命を落とすなど、とても危険な実験じゃったんじゃ。フランクリンは、後に避雷針を発明して世界に広めたのじゃ。

命がけの実験だったんですね。

よい子のみんなは絶対にまねをしたらいけないぞ!!

当たり前よ!!

次はどんな発見があったんですか?

うむ。ページの都合により、つづきは次号じゃな。

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