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 皆さんは、電気についてどのようなイメージを持っていますか?
 見えないけど便利なもの、危ないもの、暖かいもの、冷たいもの等いろいろなイメージがあるのではないかと思います。
 このコーナーでは「電気に関する素朴な疑問」、「ご家庭でできる簡単な電気実験」等、分かりやすい電気の豆知識を紹介します。


〜鳥が電線に止まっても感電しないのはなぜか?〜

 エリフくんが気持ちのよい初夏の道路を散歩していて、ふと空を見上げると電線に鳥が6羽止まっていました。それを見て「そういえば人間は電気が流れている電線を触ると感電するのに、鳥は高圧配電線に止まっても感電しないのはなぜだろう?」と疑問がわきました。
 ここで問題です。鳥が感電していないということは鳥に電気が流れていないということですが、下絵の中で安全な鳥と危険な鳥はどれでしょうか?また釣り人は安全でしょうか?

〜鳥が電線に止まっても感電しないのはなぜか?〜

〜鳥が電線に止まっても感電しないのはなぜか?〜  考えるヒントは、学校の理科の時間で学習したオームの法則にあります。
 公式は電圧(V)=電流(I)×抵抗(R)でした。学校の先生から「電流は電位差がないと流れません」と教わりませんでしたか?これを高圧配電線と鳥で考えてみましょう。
 下図を見ると電流は鳥の右足から左足に流れていくように考えられますが、鳥の右足と左足間の電位差を考慮すれば、距離が短いため、電位差はほぼありません。
 電位差がないということは、電流は流れないので鳥は電線に止まっても感電しないことになります。
 ちなみに人間が電線を触ると感電するのは、人間が地面に接触しているから電線と地面との間に電位差があるためです。(地絡感電といいます) なお、電線に止まった鳥も接地している金属部に接触すると感電します。
 さて、以上のことから上の問題も正解が分かると思います。

〜鳥が電線に止まっても感電しないのはなぜか?〜

安全:鳥3羽(カラス1.2.3)
感電:鳥3羽(鳩1.2、カラス4)、釣り人
カラス1、2、3は接触している箇所に電位差がないため、電流は流れないので安全です。
鳩1.2.は離れていれば危険がないが、お互いに触れると線間電圧により短絡感電しています。
カラス4は電線と電柱の腕金に接触しているため、電線と大地間の電位差により、地絡感電します。釣り人も同様です。(電柱の腕金は接地工事を施しているので大地と同電位となる)
特に鳩1、2には短絡電流(数千A)が流れるため黒こげとなるでしょう。また、カラス4と釣り人は体を通過する電流によって被害状況が異なるが、おそらく致命的になる可能性があります。


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